CULTURE&LIFE

イスタンブールの朝に思うこと。

東京11:40a.m.

イスタンブール5:40a.m.

(バレッタ3:40a.m.)


成田空港を発ってから約13時間

トランジットのイスタンブールに到着した。


「花粉症から逃げるため」というのがこの時期に留学を決めた理由の1つだったのに、どうも逃げ遅れたらしい。

先週から喉の痛みと目の痒さにやられているし、イスタンブールにまで花粉はついてきているように感じる(だってさっきから全然くしゃみが止まらない)。

機内では乾燥もあいまってか、ずっと喉の痛みとわずかな頭痛(もしかしたら高山病かもしれないと思った)に見舞われた。


12時間越えのフライトで本当は観たい映画が3本あったのに、1本しか観ることができず…思っている以上には花粉で体力と気力を消耗していたらしい。


2回目の機内食ででたフルーツのみずみずしさが体に沁みた。



飛行機を降りてまず感じたのは「寒い」のひとこと。

出発前の東京はそこそこ暖かかったし、マルタはもう少し暖かいのだろうと思って春の装いで来たのだが、イスタンブールの寒さはすっかり想定外だった。

(そもそも飛行機からターミナルまでバス移動になるとも考えていなかったし)


勝手な想像だけれど、イスタンブールなんて名前からして暖かそうなイメージだったからこれは誤算。

もしかしたら朝を迎えたら暖かいのだろうか、なんて思いながらブログの下書きをカタカタと打っているところ。


空港に到着して1番の心配は次のゲートにたどり着けるかどうかだったけれど、それも難なくクリア。


空港内を歩き回っているときには見慣れないトルコリラの記号に「どこに来たんだっけ?」と思考が止まった(なぜかトルコということをすっかり忘れてイスタンブールってなんだっけという思考だった)。


この時は両替所の案内と以前伊佐さんに教えてもらった「Currency」というアプリのおかげで簡単に解決。

このアプリはオフラインでも使えるから、旅好きの人や留学生には本当におすすめ。どこでもさくっとレートがわかる。

もちろんWi-Fiが繋がらないイスタンブール空港でも役立ってくれた。


それにしても数字だけは世界共通言語であるはずなのに、その価値はずいぶんと違うのだから面白いものだ。

空港で。おやつの量り売り


イスタンブール空港には同じくターキッシュエアラインで来ただろう日本人団体客もかなりいて、日本語表記の案内こそ見ないものの、まだまだ日本語が聞こえる環境に安堵しつつこれから日本人が減るのかと思うと少し寂しくも感じたりして。


そういえば、途中「ゆったり1周モロッコの旅」という旗を掲げた団体を見つけたな。まだ半年前なのにものすごく懐かしい。



団体客には祖父母と同世代くらいのマダムが大勢。


ワタシの祖父母はもはや海外に行こうなんて興味は持っていないし、周りにもそれくらいの年代の旅人はいないから、とても素敵だと思いながら見ていた。


会社を辞めた後にでも未知の場所に行こうと思える思考がいいし、その体力と健康をキープできているのも素晴らしい。


何よりいつまでも一緒に旅ができる仲間がいるって、ものすごく素敵なことじゃないだろうか。


ワタシもいつか「おばあちゃん」なんて呼ばれるような年齢になった時に、そんな一緒にワクワクすることに挑戦できる仲間が周りにいればいいな、と思った。


朝特有の静けさの中で少しずつ活気が出てくる早朝の空港。


旅の疲れと若干の眠気、そしてあと少しで到着するマルタへの期待がいい感じに混じり合ったこのなんとも言えない気持ち。


あと1時間ちょっとの待機と3時間ほどのフライトで終わってしまうこの旅路がなんだか惜しくも感じるね。


おすすめアプリ

為替アプリ Currency(カレンシー)

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kicchan
元番組ADのフリーランス 旅とお洒落がすき。