エッセイ

旅をする理由なんて、単純でいいじゃないか。


旅する、なんて言ってもまだまだワタシは旅素人だ。
海外に頻繁にいくようになったのは去年から。

これまで行った国は、ドイツ、グアム、フィリピン、韓国、モロッコ。
そして、今年3月からはマルタに。

やっと片手の範囲を飛び越える。

そういえばアメリカ圏内はまだグアムにしか行ったことがない。

これまでなぜかそちら方面にはあまり強く行きたいと思うほどの興味がそそられなかったのだ。
(それが去年の夏頃から、急激にブルックリンに惹かれているのだけど)



ちょっと脱線しかけているので話を戻そう。
なぜ、ワタシが旅をするのか、という理由についてだ。


今回のマルタ留学が決まってからというもの、「どうしてマルタなの?」とよく聞かれる。

その質問が嫌なわけではない。
ワタシだって誰かがどこかに行くと言えばなんでそこに決めたのかまずはじめに聞いてしまうから。


ただ、これまでそんな質問はあまりされてこなかったからこそ、
こうして聞かれることが増えて思うことがあるのだ。


「どこかに行くのに、明確な理由なんてないんだな」と。


去年参加したエッセイでありフォトグラファーでもある伊佐知美さんと旅工房さんの企画
「#モロッコ10days」。実はこの旅の道中、モロッコメイトには色んなインタビューをしていた。


その中でみんなにした質問、「今回のツアーに参加した理由」に関するこたえをちょっと紹介しよう。


「モロッコというより、伊佐さんのツアーだから」
「ツアーはあまり好きじゃないけど、伊佐さんと旅してみたいと思ったから」
「伊佐さんが好き、旅が好き」
「Twitterで知って、直感で楽しそうだと思って」
「旅好きの人と出会えそう」
「アフリカ大陸は初めてで不安。だけど10人なら楽しめると思った」



モロッコなんかそっちのけで、1番多くあがったのがツアーの主催者である伊佐さんへのラブコール。

単純に旅が好き、仲間が欲しいという人がいれば、
偶然Twitterで募集を知って、直感的に楽しそうだ!と反応した人、
そして、初めての場所にみんなでなら行けると勇気を出した人。

同じツアーに参加して、同じ目的地に行くのに、それぞれに答えがあるのが面白い。
そして、それぞれが自分の欲望に正直でシンプルなものだと感じる。

たしかにその場所に惹かれ、実際に行動にできるまでのきっかけは何かしらあったはずだ。


だけど、正直「どうして?」と聞かれて真っ先に浮かぶのは
「行きたい」「楽しそう!」という本能がときめいたという他にないのだ。


ワタシが今回マルタへの留学を決めた理由も同じ。

マルタという響きに惹かれた、調べたら海もヨーロッパの街並みも綺麗!
ここで生活するってすごくオシャレじゃないか!
と、ただそれだけだ。

我ながらものすごく直感的でシンプルな理由ではないだろうか。


そこに、これまでもチャンスがあればずっと留学に行きたいと思っていたことと、
家の契約期間が終了するので家を開けることへの心配がなくなること、
そしてモロッコ以降ふつふつと熱され続けている旅に行くことへの好奇心とが合わさった結果、

マルタに留学に行く、という形で落ち着いたのだ。


旅に行くのに、大それた理由なんていらない。
ただ、行きたいと心が動いた、それだけあれば十分。

変にかしこまりすぎず、何か特別な理由を持とうとしなくたって、
「行きたい」と本能がときめいたのであれば、それは旅にでるチャンスではないだろうか?


ちゃんとした理由なんかよりも、
そのチャンスを掴める勇気こそ、旅には必要なんだと思う。

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kicchan
夢を夢で終わらせない。 シンデレラストーリーは自分でつくる! 旅とお洒落と写真を通して そんな生き方をシェアしたいです。